写真提供:宇宙航空研究開発機構 |
プロツバルⅦは株式会社日本プロツバルが独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の技術を基に開発した住宅用塗料です。 複数のJAXA技術の中でも、特にロケットが大気圏飛翔時の高温に耐える塗材を発展させ、独自技術との融合、代替材料の検討により様々なニーズに対応する熱制御塗料(遮熱塗料)に仕上げました。 |
ここ数年、気温は上昇してきております。 また、ビル、アスファルトも太陽熱によって熱せられ、そのビルやアスファルトからの輻射熱も年々 強くなってきております。 コンクリートミキサー車のドラム表面も太陽熱やビル、アスファルトの輻射熱によって、以前に比べ熱くなっています。 熱くなったコンクリートミキサー車ドラムの中に冷たい生コンクリートを入れても、高温なドラムの熱を吸収し、生コンクリートの温度は上昇します。 また、運搬中も太陽熱やビル、アスファルトの輻射熱でドラムが熱せられるので、生コンクリートが更に熱くなりやすい状況にあります。 コンクリートミキサー車ドラムを遮熱塗装することで、ドラム表面の温度が約20℃下がります。 ドラム表面の熱は内側へ伝わっていきますので、表面温度を下げる事により、ドラム内側の温度上昇を抑え、生コンクリートの温度上昇を防ぐ効果が期待できます。 |
①一般塗装車 (ピンク) |
②一般塗装車 (ホワイト) |
③遮熱塗料塗装車 (ホワイト) |
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ドラム表面温度 | 59.5℃ | 44.0℃ | 29.0℃ |
①ピンクとの差 | ― | -15.5℃ | -30.5℃ |
②ホワイトとの差 | +15.5℃ | ― | -15.0℃ |
外気温との差 | +26.5℃ | +11.0℃ | -4.0℃ |
①表面の旧塗膜を綺麗に除去する。 ※旧塗膜の状態により、若干違います。 |
②専用プライマー塗装後、ミキサー車ドラム用プロツバルⅦを塗装し乾燥後、更に塗装をします。(2回塗り) 弱溶剤系の遮熱塗料ですので、従来の塗装工程で作業をして頂けます。 |